【車種比較】レヴォーグ vs カローラツーリングのリセール
まずはリセール最強との呼び声高いトヨタ車との比較です。トヨタ車の代表格「カローラツーリング」との比較によって、レヴォーグのリセールの実力を見ていきましょう。
年式、走行距離などの条件を可能な限り揃えていますので、ぜひ参考にしてください。
車種 | スバル レヴォーグ | トヨタ カローラツーリング |
グレード | ||
年式 | 2021年 | 2021年 |
走行距離 | 16,529km | 14,657km |
駆動方式 | 4WD | 2WD |
評価点 | 4.5点 | 4.5点 |
新車価格 | 約450万円~ | 約260万円~ |
落札金額 | 302万円 | 176万円 |
残価率 | 約67% | 約67% |
驚くべきことに、両車の残価率は約67%で全く同じという結果に。「リセールはトヨタが特に評価が高い」と言われる中で、レヴォーグも市場で極めて高く評価されていることが証明されました。これは、スバル独自のAWDシステムや安全性能「アイサイト」への信頼、そして「スバリスト」と呼ばれる熱心なファンの存在が、トヨタのブランド力に匹敵する価値を生み出している証拠と言えるでしょう。
特に「アイサイト」はスバル車の高いリセールを支える大きな要因となっています。2つのカメラで実現する高精度な安全性能は、「スバル=安全」という絶大な信頼を確立し、中古車市場での強い安心感につながっています。他社では高性能安全装備はオプションの場合が多い中、多くの車種で標準装備化を進めたため、リセール率の高さを下支えしている要因となっています。
ただし、売却時の損失額には注意が必要です。2年落ちの時点で、レヴォーグの価格下落は約150万円、対してカローラツーリングは約70万円。購入価格まで考慮すると、損失額はカローラツーリングの方が少ない計算になります。時間が経つほど下がり幅が大きくなるため、売却を考えている人はお早めに。
【グレード比較】常識破り!STIスポーツEX vs GTH-EX
次に、レヴォーグのグレードによるリセールの違いです。最上級「STIスポーツEX」と上級「GTH-EX」の比較では、さらに予想外の結果が待っていました。
項目 | ||
年式 | 2021年 | 2021年 |
走行距離 | 16,529km | 25,940km |
評価点 | 4.5点 | 4.5点 |
新車価格 | 約450万円~ | 約340万円~ |
落札金額 | 302万円 | 255万円 |
残価率 | 約67% | 約75% |
「グレードが高くなる程、リセール率も高くなる」という常識は、レヴォーグには当てはまりません。今回の比較では、走行距離が約1万km多いにもかかわらず、GTH-EXがSTIスポーツEXの残価率を上回りました。
この理由は、レヴォーグがベースグレードの段階から装備が非常に充実しており、「GTH-EXで性能・装備ともに十分満足できる」と考えるユーザーが多く存在しているためです。STIスポーツEXは新車価格が高額な分、中古市場では価格の下落幅も大きくなる傾向にあります。これは、購入を検討する上で非常に重要なポイントです。
【年式比較】1年の違いが価値を大きく左右する
最後に、同じGTH-EXグレードで、売却時期と年式が異なる2台を比較します。同じ車種・グレードなのに変わることはあるのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。車は同グレードであってもマイナーチェンジが行われることにより、性能が少しずつ変化していきます。一般的には後続の方が性能が少なからず良いことが多いと言われています。
項目 | 2023年6月売却 | 2024年1月売却 |
グレード | ||
年式 | 2020年 | 2021年 |
走行距離 | 11,787km | 13,747km |
評価点 | 4点 | 4.5点 |
新車価格 | 約340万円~ | 約340万円~ |
落札金額 | 221万円 | 250万円 |
残価率 | 約65% | 約73% |
こちらは予想通り、1年新しい2021年式の方が約8%も高い残価率となりました。年式が新しいモデルは、マイナーチェンジによる装備の更新や内外装の状態が良い傾向にあるため、中古車市場で高く評価されるのは必然と言えます。
もちろん、必要な時・欲しい時が買い時であるのは間違いありませんが、マイナーチェンジの噂や発表が出ている場合、リセールの観点から購入を待つのも一つの選択肢といえるでしょう。
レヴォーグのリセール価値をさらに高める3つの要素
人気のボディカラー
「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」「WRブルー・パール」の3色は不動の人気を誇ります。
白・黒系は乗り手を選ばず、どの車種においても人気のあるカラーですので、安定したリセール価格となります。
WRブルー・パールは、スバルを象徴する青色の外装色となります。深みと鮮やかさを両立した美しいカラーリングは、スバリストのみならず多くのドライバーから支持を集める人気色としての地位を確立しています。
高評価のメーカーオプション
明るく開放感のある「サンルーフ」、高級感を演出する「本革シート」、そして大型の「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」は査定額アップに直結します。
次の買い手も、高級感やプレミア感を求めているため、査定額のアップにつながっていますので、こういった装備品ほど状態の良さが厳しくチェックされます。
普段から丁寧に扱うのはもちろん、定期的な清掃やメンテナンスを心がけておきましょう。
STIエアロパーツ
モータースポーツの技術がフィードバックされたSTIエアロパーツは、単なるドレスアップにとどまりません。
風洞実験を経て設計された形状は、空気抵抗を整えダウンフォースを生み出すなど、高速走行時の安定性やハンドリングを確実に向上させます。
精悍でスポーティなルックスへの変化はもちろん、意のままに操る楽しさや「機能美」を追求した本物の性能こそが、走りの質にこだわるファンから絶大に支持される理由です。
まとめ:レヴォーグは賢い選択肢となる高リセール車!
今回の徹底比較から、スバル・レヴォーグは以下の特徴を持つ、資産価値の面でも非常に魅力的な一台であることが明らかになりました。
- リセール最強のトヨタ車に匹敵する驚異的な残価率を誇る。
- 必ずしも最上級グレードが良いとは限らず、コストパフォーマンスに優れたGTH-EXなどのグレードが非常に高い人気を誇る。
- 年式が新しく、人気カラー・オプションを備えているほど高値で売却できる。
【売却を検討している方へ】
あなたのレヴォーグは、あなたが思っている以上の価値を持っている可能性があります。その価値を最大化するためには、ディーラー下取りだけでなく、複数の買取専門店に査定を依頼し、価格を比較することが重要になります。
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【購入を検討している方へ】
レヴォーグは、走る楽しさと実用性だけでなく、将来の資産価値まで見据えられる賢い選択です。特にリセールを重視するなら、GTH-EXの人気カラー・オプション付きモデルを狙うのが最も合理的な戦略と言えるでしょう。もし購入するグレードに迷っている場合、今回の記事を参考にしてみてください。

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